令和3年4月よりキャリアアップ助成金が変わります。

タイトル通りですが、令和3年4月よりキャリアアップ助成金の申請基準が変更します。

キャリアアップ助成金はご存知の方が多いとは思いますが、中でもよく使われるのが「正社員化コース」です。

ざっくり説明しますと、有期契約社員を雇った場合、半年以上経過した後に正社員に昇格して、そこから半年以上勤務していると助成金の対象ですよ。というもの。1人あたり57万円。

この助成金のおかげで、各企業は使用期間を経て正社員というながれから、有期契約→半年経過→正社員契約という風に雇用の形を変えてきました。

国としては少し意図と違う運用をされだしたので、少しずつ改正が入るようになってきました。

その改正として、正社員に昇格した際は給料を5%以上上げてねってことです。継続雇用を考えたときに目先の57万か給与のアップか、、と悩んでいる経営者様も多いと思います。しかし、そこに抜け道があり、給料5%アップ分をボーナスとして支給してもよいということでした。

そのおかげで、継続的に人件費が上がることなく助成金を運用できていたのですが、ここで今回の改正です。

給与5%以上アップ→3%以上アップに

しかし、ボーナスでの一時金はNG

となりました。やはり国としても継続雇用を推進していく中で従業員の継続的な給料アップをお願いしたいということでしょう。

4月に新規で雇用をと考えている経営者の皆様も多いと思います。ぜひこれらの助成金もご考慮ください。

因みにこの助成金、生産要件をクリアしていると1人当たり72万円1年間で20人まで申請できるので、年間最高1440万支給される可能性のあるものです。。。